私は、靴も履かずに、一人外へ飛び出した。

朝早いせいか、人影は少なかった。

もうすぐ死ぬというのに、私は怖くなかった。

だって、もうすぐ君に会えるのだから。



今まで、助けられなくてごめんね。

今まで、見て見ぬふりしてごめんね。

今まで、辛い思いさせてごめんね。


「君の小さな背中を守ることが出来なくて、ごめんね。」