「だから、早く帰ってきて下さい……」
上目で桐人君を見て伝えると、「あぁもう……」と呟いて何故か左手で顔を覆った。
どうしたのかと不思議に思ったら、視線が絡み、鼓動が跳ねた。
目の前の瞳が、熱く惑わせるような色を滲ませていたから。
「フライングで頂戴」
桐人君は慌てたように言うと私の両肩を掴み、私の唇に自分の唇を押し付けた。
「んっ!」
情熱的に重ねられた唇。
全身が沸騰したかのように熱くなる。
呼吸を忘れてしまうほど、脳が暴走している。
ちゅっとわざとらしくリップ音を立てて桐人君の唇が離れていく。
私の顔を見た彼は楽しそうにクスリと笑った。
きっと今の私、有り得ないくらい赤いから。
「一回だけね。止まらなくなるから」
桐人君の言葉に呼吸を思い出し、再開させるが息苦しい。
胸がいっぱいすぎて。
「続きは夜。覚悟して待ってて」
桐人君は私の右頬にチュッとキスした。
甘いキスにキュンと痛いほど心臓が飛び跳ねた。
「今日もお昼にメールするよ。いってきます」
そう言った桐人君に挨拶は返そうと口を開く。
上目で桐人君を見て伝えると、「あぁもう……」と呟いて何故か左手で顔を覆った。
どうしたのかと不思議に思ったら、視線が絡み、鼓動が跳ねた。
目の前の瞳が、熱く惑わせるような色を滲ませていたから。
「フライングで頂戴」
桐人君は慌てたように言うと私の両肩を掴み、私の唇に自分の唇を押し付けた。
「んっ!」
情熱的に重ねられた唇。
全身が沸騰したかのように熱くなる。
呼吸を忘れてしまうほど、脳が暴走している。
ちゅっとわざとらしくリップ音を立てて桐人君の唇が離れていく。
私の顔を見た彼は楽しそうにクスリと笑った。
きっと今の私、有り得ないくらい赤いから。
「一回だけね。止まらなくなるから」
桐人君の言葉に呼吸を思い出し、再開させるが息苦しい。
胸がいっぱいすぎて。
「続きは夜。覚悟して待ってて」
桐人君は私の右頬にチュッとキスした。
甘いキスにキュンと痛いほど心臓が飛び跳ねた。
「今日もお昼にメールするよ。いってきます」
そう言った桐人君に挨拶は返そうと口を開く。



