どうしたのだろうと思った瞬間、桐人君に口を隙間無く塞がれた。
私は目を見開く。
桐人君のせいで、息が吸えない。
苦しくて桐人君から離れようとしたら、逃げられないように後頭部を押さえつけられる。
「んっ!ふぅ!」
私の声は桐人君の口に消えていく。
周りには人が居るのに、桐人君、何を考えてるの!?
逃げられず、私は受けるしか出来なくて、されるがまま。
数秒後、唇が離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
肩を揺らしながら息継ぎをすると、先程より空気が吸いやすくなったことに気付く。
「良かった、治ったね」
桐人君が安心したように、ふぅと息を吐いた。
過呼吸は空気を吸いすぎるのが原因だ。
私の過呼吸を抑えるために口を塞いで空気を吸えないようにしたのだと気付いた。
そこに遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。
私は目を見開く。
桐人君のせいで、息が吸えない。
苦しくて桐人君から離れようとしたら、逃げられないように後頭部を押さえつけられる。
「んっ!ふぅ!」
私の声は桐人君の口に消えていく。
周りには人が居るのに、桐人君、何を考えてるの!?
逃げられず、私は受けるしか出来なくて、されるがまま。
数秒後、唇が離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
肩を揺らしながら息継ぎをすると、先程より空気が吸いやすくなったことに気付く。
「良かった、治ったね」
桐人君が安心したように、ふぅと息を吐いた。
過呼吸は空気を吸いすぎるのが原因だ。
私の過呼吸を抑えるために口を塞いで空気を吸えないようにしたのだと気付いた。
そこに遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。



