「ありがとう、諒ちゃん」
私はクスッと笑いながらお礼を言った。
だって文句を言いながらも重い物を全部持ってくれたから。
こういうところがあるから私はいつも諒ちゃんに甘えてしまう。
今の時刻は十七時半。
私は晩ご飯の準備を始める。
ヒレカツは直径五センチ程のサイズに揃えていく。
諒ちゃんはソファに勝手に座ってテレビを見始めた。
「良い匂いー、腹減ったー」
十九時前、そろそろ桐人君が帰ってくると思い、ヒレカツを揚げ始めたら、私の左肩に諒ちゃんの顎が乗った。
「重いよ!」
「ソレ、食べたい」
菜箸で摘んでいる出来立てホカホカのヒレカツを指差す。
「ダメだよ!桐人君が帰ってからーーーーあぁっ!」
ダメだと言ったのに、諒ちゃんは無視してヒレカツに齧り付いた。
「前より美味いじゃん」
諒ちゃんは前より進歩した味に驚いたようで、褒めながらモグモグ咀嚼している。
私はクスッと笑いながらお礼を言った。
だって文句を言いながらも重い物を全部持ってくれたから。
こういうところがあるから私はいつも諒ちゃんに甘えてしまう。
今の時刻は十七時半。
私は晩ご飯の準備を始める。
ヒレカツは直径五センチ程のサイズに揃えていく。
諒ちゃんはソファに勝手に座ってテレビを見始めた。
「良い匂いー、腹減ったー」
十九時前、そろそろ桐人君が帰ってくると思い、ヒレカツを揚げ始めたら、私の左肩に諒ちゃんの顎が乗った。
「重いよ!」
「ソレ、食べたい」
菜箸で摘んでいる出来立てホカホカのヒレカツを指差す。
「ダメだよ!桐人君が帰ってからーーーーあぁっ!」
ダメだと言ったのに、諒ちゃんは無視してヒレカツに齧り付いた。
「前より美味いじゃん」
諒ちゃんは前より進歩した味に驚いたようで、褒めながらモグモグ咀嚼している。



