「お母さん、心臓が弱いでしょう?だから娘のウェディングドレスを見るのがずっと夢だったの。それをもう叶えてくれるなんて本当に嬉しいの」
幸せいっぱいの満面の笑みで言われたら、「やめて」なんて言えなくなった。
そこに有能な中山さんがもう戻ってきた。
婚姻届をお母さんに渡してしまった。
どうしよう!
「おばさん、結婚は彼女が大学卒業してからにしたいと思っています」
冷や汗を垂らしながら困惑するだけの私の横から桐人君の声。
「母さん、落ち着きなさい。美優もまだ大学生活もあるし、一遍には無理だよ」
お父さんがナイスな助け舟を送ってくれた。
「お母さん、嬉しすぎて突っ走りすぎちゃったわね」
しゅんと小さくなったお母さん。
その言葉にホッと胸を撫で下ろ……
「というわけで美優、荷造りしてらっしゃい!」
せなかった!
幸せいっぱいの満面の笑みで言われたら、「やめて」なんて言えなくなった。
そこに有能な中山さんがもう戻ってきた。
婚姻届をお母さんに渡してしまった。
どうしよう!
「おばさん、結婚は彼女が大学卒業してからにしたいと思っています」
冷や汗を垂らしながら困惑するだけの私の横から桐人君の声。
「母さん、落ち着きなさい。美優もまだ大学生活もあるし、一遍には無理だよ」
お父さんがナイスな助け舟を送ってくれた。
「お母さん、嬉しすぎて突っ走りすぎちゃったわね」
しゅんと小さくなったお母さん。
その言葉にホッと胸を撫で下ろ……
「というわけで美優、荷造りしてらっしゃい!」
せなかった!



