あなたは運命の人

『わ、分かりました……』

「すぐに行く」

廊下を歩きながら早口言って電話を切った。


もう抑え込んでいた自分を解放させよう。

もう高校の時みたいに黙って退きたくないから。

俺は君を手に入れたい。




俺は衝動のままに美優に触れて、キスをした。


「心から君と結婚したいから」


ストレートに気持ちを伝えた。


俺が触れると頬を赤く染める。

キスも嫌がっていない。

だから美優にちゃんと俺の気持ちが伝わったと思った。