「はぁ、はぁ、はぁ、」
顔を真っ赤にして肩を揺らしながら息継ぎをする美優。
でも先程のような呼吸では無くなっていた。
今度は助けられた。
「良かった、治ったね」
安堵して、ふぅと息を吐いた。
そこに遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。
「桐人、行かないと」
そこに青柳の不機嫌そうな声。
「青柳」
振り向くと青柳は冷たい表情を浮かべていた。
「俺は彼女に付き添うから会社に戻ってくれ。この書類だけ頼む」
鞄からファイルを彼女に差し向けた。
本当は次の工事に向かって欲しいが、こいつ一人では無理だと判断した。
「この後の仕事はどうするの!?」
「この状況で彼女を放置出来ない」
眉を寄せる青柳に申し訳なくなった。
だって俺は仕事よりも美優を優先しているから。
「救助者はどちらですか!?」
そこに救急隊員が到着した。
「私は大丈夫です……桐人君、仕事に行って下さい」
美優の言葉に見開いた目を彼女に向けた。
先程まで真っ青な顔をしていたのに今は笑顔を向けている。
顔を真っ赤にして肩を揺らしながら息継ぎをする美優。
でも先程のような呼吸では無くなっていた。
今度は助けられた。
「良かった、治ったね」
安堵して、ふぅと息を吐いた。
そこに遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。
「桐人、行かないと」
そこに青柳の不機嫌そうな声。
「青柳」
振り向くと青柳は冷たい表情を浮かべていた。
「俺は彼女に付き添うから会社に戻ってくれ。この書類だけ頼む」
鞄からファイルを彼女に差し向けた。
本当は次の工事に向かって欲しいが、こいつ一人では無理だと判断した。
「この後の仕事はどうするの!?」
「この状況で彼女を放置出来ない」
眉を寄せる青柳に申し訳なくなった。
だって俺は仕事よりも美優を優先しているから。
「救助者はどちらですか!?」
そこに救急隊員が到着した。
「私は大丈夫です……桐人君、仕事に行って下さい」
美優の言葉に見開いた目を彼女に向けた。
先程まで真っ青な顔をしていたのに今は笑顔を向けている。



