「なっ、なななな、何でここに!?」



「何ってバイトしに決まってんだろ」



「バイトってだって、コンビニは!?」



「おー掛け持ち。ここには週2くらいで入る予定」





で、いんですよね店長?と確認する宝示さんと、「おっけ~だよ~」と軽~い返事をしている店長。



待って……現実が全然受け入れられない……





「…もしかして、りのとホウジ茶くんってお友達?」




それまで黙って私たちのやり取りを見ていた嵐くんが、そんなことを聞いてきた。




「お友達っていうか…」




なんて答えようか考えていると、ふと、いつか魔王に言われた言葉を思い出した。





“お前みたいな石コロド庶民と一緒に暮らしてるなんて俺のイメージ大暴落だからな!”





ここはおそらく、薄~い関係性をアピールしておくのが吉!





「いや全然お友達じゃないよ。ただ同じ学校内でたま~に見かけるかなってくらいの人です!」




笑顔でそう答えると、「あ゛!?」となぜか魔王が凄んできた。




なんで!?