一番好きなのは、キミだから




それから再び公園のベンチに並んで座り、あたしと真宙くんはお互いに話した。


あの日、学校の空き教室で真宙くんがあたしに告白するために、雪乃ちゃんと告白の予行練習をしていたこと。


そこへ偶然通りかかったあたしが、その光景を見てふたりが両思いだと勘違いしたこと。


そしてあたしが、ケーキ屋さんのお客様である森山さんに好意を寄せられて、後ろをつけられたりして困っていたことも全部話した。


「あたしが勝手に勘違いしてたんだね。今まで、真宙くんを避けたりしてごめんなさい」


「俺も。七星ちゃんが、お客に言い寄られて悩んでいたのに。気づけなくて、ごめん」


「でも、真宙くんはさっきケーキ屋さんであたしを助けてくれたよ?」


「そんなの……目の前で自分の好きな女の子が困っていたら、助けるのは当たり前だよ」