「うわ! すげー美味いけど、あっま……」


ホワイトチョコは、久しぶりに食べたけど。

普通のチョコレートよりも、やっぱり甘いな。


だけど、今日1日頑張った身体への糖分補給にはちょうど良いかも。



───中条、俺にホワイトチョコをくれて。


そして、こんな俺のことを好きになってくれて……ありがとう。


中条には悪いけど、やっぱり……俺の彼女になって欲しいのは、七星ちゃんだけだから。


中条のことを振ったからには、絶対に七星ちゃんへの告白を成功させなければ。


まさか、今日の中条との告白の練習を七星ちゃんに見られていたなんて知る由もない俺は……


妹と一緒にホワイトチョコを食べながら、改めてそう思うのだった。