黒王子からの甘すぎる溺愛

ふわっと香る匂い。
それが妙に落ち着いて、安心感がある。


「俺さぁ、今までヒナのためにちょー頑張ってきたんだけど。そのお礼っていうかご褒美感覚でいいからさ、同居してくんない?」


ご褒美…。
なんていうか、、見返り求められてる?


でも、たしかに言われてみれば聖那がこうして有名になったことはわたしとの起点でもあるもんね。


仕方ない…。
でも雑用してばっかりは嫌だよ。


「わかった。でもちょっとは手伝ってよね?」


「ああ、さっきの?あんなの冗談に決まってんじゃん。ただ俺の傍にいてくれるだけでいいいよ」