黒王子からの甘すぎる溺愛

聖那の両手が壁につく。


ゴクリ
思わぬ状況に汗が噴き出そうになる。


これって…かかか壁ドン!?


身長が180センチぐらいある聖那はわたしを上から見下ろしていて、ものすごい威圧を感じる。


その距離は30センチもない。


「ヒナ」


「っは、はい!」


ドキドキ


こんな状況でも心臓が高鳴るのはどうしてだろう。