黒王子からの甘すぎる溺愛

っていうか今のわたしの悲鳴で耳が痛いなんていったら、ライブのときとかどうすんのよ!って話。


「人が飲み物取ってきてあげたのに、無断で帰ろうとしてたってわけ?」


「え、っと…いや別にそんなつもりは…」


あはは…なんて言ったらいいんだろう。


聖那は1回飲み物をそこら辺に置くと、その長い脚でゆっくりとこっちへ詰め寄ってくる。


だんだんと縮まる距離。
そして追い込まれる。


気づくと後ろは玄関の壁で、目の前には聖那。


トン