黒王子からの甘すぎる溺愛

「それでは_誓いのキスを」



牧師様がそう告げたところで向き合い、聖那がわたしのヴェールを捲る。


しだいに近づく顔。


そして距離が0になったとき─…


盛大な拍手と歓声と共に、唇が触れた。



どこまでも甘く

溶けるほどに熱いキス。



こうして私たちは今日、結婚しました。


-fin-