冗談じゃなかったんだ。


まだ教室がガヤガヤしてるから良いものの、こんな公開告白みたいなこと…!


本当にどうにかなっちゃいそう。


「っていってもさすがにいきなりすぎたよね。友達からよろしく」


スッと差し出された手。


友達として…ならいいよね。


そうして握ろうとしたとき。


「ヒナ」


…え?
なぜか、ここにはいないはずの聖那がいて。