黒王子からの甘すぎる溺愛

『きゃ〜!!』


わたしが声を発するよりも先に、教室が歓喜の声で揺れる。


これは…夢??


ほっぺをつねってみたけど、ちゃんと痛い。


じゃあ現実…?なの?


だって…目の前にあの人がいるんだもん。


人間は思ってもいないことが起こった時、息をするのも忘れるってよくいうけど、たしかに今ならその言葉の意味がわかる気がする。


息を吸うほど余裕がなく、今目の前で起きていることを理解するのに脳力を働かせる。


「ね、ねぇ日向。まさかあれって…?」