「はい。今日からよろしくお願いします。」


「噂よりもきれいなお方………」




「はい?」


「いえ、なんでも。僕は抹坦 聡汰(まつたいら そうた)です。」


「よ、よろしくお願いします。」


なんだったんだろう……




「あの……」


「なんでしょう?」


「私が隠れてたこと……生徒会の方に言わないでいただけませんか……?」



「っ……い、いいですよ」



「あ、ありがとうございますっ!」


優しい人だなぁ。って、よく見るとこの人も美形な人だなぁ……


「っ……」


なんか、耳真っ赤だけどどうしたんだろ……もしかして……体調悪い⁉



「大丈夫ですか?」


「…っ!!」


心配になって、とっさに額に手を当てた。


すると、さっきより顔が真っ赤になっている。