「これでも立派な成人女性ですから!大人を頼りなさい!」
「笑わせるな。お前はまだ子どもだ。赤の他人のくせに調子に乗るなよ?」
「子どもなのはヘンリーでしょう!?」
子どもに子どもって言われたくない!
もう!どうやったら少しは頼ろうとしてくれるのさ!
「ヘンリー!」
「…っ!?」
ヘンリーと私。お互いに睨み合い、お互いの出方を伺っているとクラウスがその空気を壊すようにヘンリーに飛びついた。
ヘンリーは驚きながらも咄嗟にそんなクラウスを受け止める。
「ヘンリー!今日は僕たちと一緒に過ごそ?僕、ヘンリーと久しぶりに遊びたいなぁ」
「…クラウス」
首を傾げてヘンリーを見つめるクラウスにヘンリーは何ともいえない表情になった。
私を睨みつけていたあの冷たい表情ではない、弟のわがままに困らされている兄の顔だ。
「俺もヘンリーと遊びたい。一緒に本を読んで欲しい」
そんなヘンリーとクラウスの元へ今度はギャレットが本を抱えてやってきた。
「それが終わったら俺とトランプな!」
「エドガーのやつが終わったらみんなで一緒におやつ作って食べよう」
それからエドガー、バッカスとそれぞれがヘンリーの元へやって来てお願いをする。



