「そうそう!悪魔の使用人は信用ならないって全員一斉解雇したからとりあえず人間の咲良を雇ったんだよ!」
ギャレットの言葉を肯定するようにクラウスも慌てて口を開く。
「咲良はうちの家政婦」
バッカスもヘンリーを何とか納得させようと無表情ながらも強くそう言った。
「…」
ギャレット、クラウス、バッカスを無言でヘンリーは見つめる。
「…そういうことならわかった」
ヘンリーは納得していないようだったが、弟たちの主張を受け入れることにしたみたいだ。
「…人間」
「はい!」
「何か少しでも粗相があればお前を殺す」
「…っ、はい!」
こちらを冷たく睨みつけるヘンリーに私は生きた心地がしないままただただ大きな声で返事をした。
何でこんなことに。



