「な!?おい!ヘンリー!」
この危機的状況にまず気づいたのはエドガーだった。
エドガーが慌てた様子でこちらに駆け寄る。
「…?エドガー?元に戻ったのか?」
そんなエドガーをヘンリーは不思議そうに見つめているが、ナイフは未だに私の首元のままだ。
早くそのナイフを避けてくれませんかー!
「何言ってるんだよ!最初から俺はこうだ!それより咲良からナイフ離せよ!」
「は?咲良?」
こちらに来たエドガーはヘンリーの腕を掴みぐいっとナイフを私の首から遠ざけた。
やっと得られた安心感に私は安堵の息を漏らす。
「…エドガー、説明しろ。この人間は誰だ」
エドガーの様子を見てヘンリーは冷たい表情でエドガーにそう問いかけた。



