それから兄弟たちと私は短い時間で幼いヘンリーが目覚めても大丈夫なようにいろいろと準備を進めていた。
その中で私が任されたことは学院やヘンリーの職場への欠席連絡を入れることだ。
学院に5兄弟全員の欠席連絡終えた後、私はヘンリーの職場である魔王城にヘンリーの欠席連絡を入れる為に自分のスマホから直接魔王城の窓口に電話をかけていた。
「…」
無機質な機械音が耳元で繰り返し鳴る。
『お電話ありがとうございます。魔王城でございます』
そして2コール程で魔王城の窓口と繋がった。
スマホ越しから物腰の柔らかい男性の声が聞こえる。
「ヘンリー・ハワードの家の者です。ヘンリーの体調が優れないので本日は欠席させます」
『かしこまりました。そのように伝えておきます。ご連絡ありがとうございま…っ!』
早速ヘンリーの欠席を伝え、ミッションコンプリートと思ったのだが、スマホ越しの向こう側の電話対応されている方の様子がおかしい。
いや、心なしか彼の周りが非常に騒がしいような…。
スマホ越しなので詳細はわからないが。



