『あ！桜きた！よかったー！』

『桜おはようー！』


教室に入るとそんな声がたくさん聞こえてきた。

そう、私たちクラスは本当に仲が良いのだ。
男女問わず。

だが、今日からはないと思ってた。
信じてるそうは言っても変わらずなんてそんなことはないと。


桜『皆んな…どうして…？』


『噂のことでしょ？あんなの言わせておけば良いのよ。私たちは桜がそんなことするとは思えない。第一、しつこく姫に誘ってたのは飛燕の人たちなのに信じないなんて意味がわからないわ。』

そう言ってくれたのは私の一番の友達"神楽　香澄（かぐら　かすみ）"。

そうだそうだと言わんばかりにみんなはその言葉に頷く。