気付けば2人とも寝ていて、煇先輩ががっしりと私の腰をホールドしていて暑くても抜けられない。
煇先輩も暑いのかこめかみあたりの髪が少し濡れてる。濡れた髪を耳にかけてやるとその手を掴まれた。
『……おはよ、』
寝起きで顔がふにゃふにゃしてる煇先輩。
掴まれた手も暑い。
「おはよ、ございますっ…」
暑さとドキドキでクラクラしてカーテンからさす光が先輩の髪を光らせた。
『…寝込み襲おうとした?笑』
「…っしてないです、!」
『かわいい』
チュッとおでこにキスされて朝から甘々モード、煇先輩、私心臓が持ちそうにないです
『昨日お風呂入ってないね…入ってくる?』
「借りていいんですか…?」
『うん、いいよ』
「ありがとうございます…!先輩先に入ってください!」
『え〜じゃあ、花ちゃん一緒に入ろう?』
「なっ…、は、入りませんから!!」
『いいじゃん!』
「やだです!」
『なんで!』
「な、なんでもです!」
『ね?ね?白い入浴剤いれるからさ〜いいでしょ?ね?』
おねがい〜とギュウッと私を抱きしめればぐりぐりと肩に顔を埋める煇先輩。めちゃくちゃ拗ねちゃったけどなんとか言いくるめて1人でお風呂に入る事に成功した。
だって先輩と一緒だったら刺激が強すぎるもん…
用意してくれたバスタオルと煇先輩の服であろうアイラブハワイTシャツが置いてあった。
なんでこれなんだろ?チョイスが特殊で思わず吹いてしまった。家族旅行でハワイに行った時に買ったりしたのかな?可愛い
外国のメンズサイズは結構大きくて、下にはくズボンが用意されていなかったから上だけきて、そのまま煇先輩の部屋に行くと
『……まって、しぬ、うん、お風呂行ってくるね』
とぶつぶつ何か言いながら煇先輩は部屋を出た。
出たかと思いきやまた部屋に入ってきて、
『髪の毛まだ乾かさないでね、拭いてもダメだから!』
と言い残して勢いよくドアを閉めた。
「……先輩って嵐みたいな人だな…ほんとに、」
昨日お兄ちゃんに連絡入れずに泊まっちゃったから怒ってるかもと携帯を開けると電話の通知がきていた。
