『俺なんかお邪魔みたいだから帰るわ。


華又来るからじゃな!』



啓太と彩夏が驚いてる。



「ねぇ冬馬って何? 」



さっきまで泣いてた彩夏が呆れてる。



「彩夏鼻水出てるよ。(笑)」


えっ嘘。



『彩夏おまえ汚ねぇぞ。ほらこれで拭け。』



啓太が彩夏にハンカチを渡す。



渡されたハンカチで思い切り鼻をかむ彩夏。



『おまえあり得ねぇ!』



彩夏がキョトンとした。



「鼻かめってハンカチ渡してくんたんだよね?」



私は二人のやり取りが可笑しくて笑ってしまった。



『思ったより華が元気て安心したよな彩夏。』



「そうだよ。華が倒れたって聞いて慌てたんだからね。」



「ありがとう。もう大丈夫だから安心して。」



『華の悪い癖は何でも一人で我慢する事だな。』



図星で何も言えない私。



「華私たちには隠さないで、困ったら必ず話してよ。

どんな時も啓太と一緒に華助けに来るから、


絶対一人で苦しまないでほしい。」



啓太にも念を押された。



そして冬馬とは関わらない方がいいと言われた。