「今日は上手に深呼吸してえらかったじゃん そのまま体温も計ろうか? 」 樹先生はそう言いながら、服の中に体温計を挟む。 冷たっ! あまりの冷たさに身体がピクッと動く。 暖かいはずの診察室にいても身体がブルブル震えているし 体温計がこんなに冷たいなんて高熱なんだろうな… それでも熱が高いなんてバレたら何されるか分からないから樹先生の手が離れると、体温計挟む力を緩める。 ピピピピ 体温計が鳴った。 38.6! 見間違えだよね? かなり緩く挟んだのにこんなにあるなんてありえないよ。