「聖君?」
どうしたんだろう……?
あ、もしかして、あまりの似合ってなさにびっくりしてるとか……?
似合いそうとは言ってくれたけど、それはお世辞だもんね……
「あー、別に似合ってないとかそういうわけじゃないから。むしろ、似合いすぎなくらいだし。可愛いよ、由妃」
そう思ったけど、違うみたい。
さらっと可愛いと言われて、胸が高鳴った。
顔も赤くなった気がする。
「あ、ありがとう、聖君」
うつむき気味にお礼を言った。
「皆さん、もう着替えましたか?そろそろ特別競技が始まりますので、移動してください」
その時、そう呼びかけがあって移動することとなった。
結構高めなヒールだから、歩きにくい。
「わっ……」
躓きそうになった私を聖君が支えてくれた。



