無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「その衣装似合ってるね、聖君。かっこいいよ」


「ありがとう、由妃」


照れくさそうに笑った聖君にまた見惚れる。


「由妃はまだ決まってないんだっけ。候補とかは決めたの?」


「う、ううん、それもまだだよ」


聖君との距離が近づいて、胸がドキドキしながら答える。


決めるのにあまり時間がかかっちゃ駄目だけよね……


綱引きが終わったら、特別競技だし……


「これとか由妃に似合いそうじゃない?」


そう言って差し出されたドレスはとても綺麗だった。


薄い青紫の淡藤色の生地にピンク色の花とかレースが散りばめられていて。


私には似合いそうにないドレスだけど……


「うん、じゃあそれにさせてもらうね」


私じゃ決めきれないから、お世辞だとしても聖君が似合うと言ってくれたドレスを着ることに決めた。


更衣室まで行き、さっさと着替えてしまう。


着替え終えると、聖君のところに向かった。


「聖君」


「あ、由妃。着替え……」


聖君に声をかけると、振り向いた聖君は何故か私を見て固まった。