無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!



困ったように立ち止まっていたのが覚悟をしたような顔に変わった。


正木先輩は誰かの元に駆け寄っていく。


「うぇ、俺!?」


その誰かの大きな声が聞こえた。


そして、正木先輩と誰かは一緒に走っていく。


ヒューヒューと周りから囃し立てる声がしながら。


「へー、正木理奈ちゃんの好きな人は近藤雷牙君か!」


「何か意外だね」


「てか、誰だよ。あの2人」


うん、私も冴木先輩と同じように知らなかったな…… 


「凄いわね、正木先輩。公開告白を受けて立ったんだから」


「うん、そうだね」


幸ちゃんの言葉に同意した。


ああいうのいいなって思う。


囃し立てられるのは恥ずかしいから嫌だけど……


「次は3年生だな!」


「聖一君が何引くか楽しみだね」


「そうだな」


正木先輩達がゴールに行ったと同時に2年生の借り人競争は終わった。