無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!



「あ、黎君。遅かったね」


「女に捕まってたからな」


なんて思っていた時、冴木先輩の声が聞こえてきた。


どうやら、冴木先輩も戻ってきたみたい。


とても疲れている声だった。


冴木先輩、かっこよかったもんね。


そりゃ、女の子達も話しかけたくなるよ。


内心でうんうんと頷いた。


もちろん、口には出さなかった。


冴木先輩は女嫌いなんだから、言われても嬉しくないよね。


聖君の場合だったら、もっと女の子達に囲まれるんだろうなぁ……


その光景を思い浮かべただけで、ズキッと胸が痛んだ。


恋ってほんとどうにもならないよね。


【おおっと、どうやら2年のマドンナ正木理奈さんが当たりを引いたようです!】


借り人競争には何故か実況がつき、興奮気味に語っていた。


当たりって……