無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!



「聖一君が当たりを引けば分かるよ」


「そうですね」


霖先輩も当たり前みたいに知ってるんだなぁ……  
 

私も知っておかないとおかしいのかな……?


気になるけど、教えてくれないから仕方ない。


何だか分からないけど、聖君が当たりを引くように願っておこうかな。


なんて思っているうちに玉入れが終わってしまったらしく、終わりを告げる笛の音が聞こえた。


嘘、終わっちゃった……


ごめんなさい、幸ちゃん、莉里ちゃん……


またしても見ていませんでした……


心の中で謝り倒した。


「結構入ってるよな?」


「うん、そうだね。でも、青組の方が多そうだよ」


「あー、確かに!てことは、少なくとも青組よりは下つてことだな!」


先輩達のやりとりを聞いて、確かに青組の方が玉の数か多いなって思った。