由妃の両親にはもう俺の気持ちはバレている。
由妃のお母さんにもよく言われたな……
『聖一君、私はあなたのことを応援してるわよ』
俺は分かりやすいらしい。
当の本人は全く気づいてないけど。
由妃のお父さんからは応援の言葉を聞いたことがない。
どう思ってるのか分からないけど、大事に育ててきたきた愛娘だから、いろいろ葛藤があるんだろう。
嘘つく必要もないし、正直に答えた。
「そうか」
すると、由妃のお父さんは安心したように笑った。
予想外の表情に驚く。
大切な娘を狙ってるんだから、ドラマとかで見るような警戒した厳しい顔をされるんだろうと思ってたけど……
「由妃を一途に想っている聖一になら、任せられる」
そんな風に思われていたとは知らなかった。
「何驚いた顔しているんだ」
「いえ。大切な由妃を狙ってるんですから、いい顔をされないと思っていました」
「まぁ、確かに由妃は俺の大切な愛娘だ。でも、さっきも言ったように由妃の相手が聖一なら、話は別だ。聖一は俺が認めてる男だからな」



