でも、由妃とはたまに会ってるし、全く会ってないというわけじゃないけど。
『あ、えっと。聖君って今日何か予定でもある?』
「いや、特にないよ」
『そっか。それなら、今から私の家に来てくれないかな?お母さん達も聖君に会いたがってるから』
まさかの誘いに少し驚いた。
由妃の家か……
久しぶりだな……
「分かった。すぐ行く」
『うん、待ってるね!』
可愛いことを言ってくれた由妃に少し笑って、勉強を中断することにした。
今は家着だから、一応外着に着替えて、由妃の家に行く。
「いらっしゃい、聖君!」
ドアホンを鳴らすと、由妃が可愛い笑顔で出迎えてくれた。
由妃の家着姿と可愛い笑顔に早速見惚れてしまう。
「久しぶりね、聖一君」
「久しぶりだな、聖一」
「久しぶり、聖一君!」
リビングからやってきた由妃の家族のそれぞれ言葉に我に返った。
「お久しぶりです」
由妃の家族は全員温かい。
俺は赤の他人なのに、家族みたいに接してくれる。



