雨の音は、




私が雨の音を聞いていると、長瀬くんが嬉しそうに笑う。


「俺も、最近、雨の音が音楽に聞こえてきた」

「えっ、無理しなくていいよ、たぶん私がおかしいだけ、」

「毎回違うよね、時間によっても違うし、場所によっても違うから」

「うん、私は楽しくて、好き」

「俺も。でも、雨音よりも、仁科さんの方が好きだけど」

「えっ、」

「あはは、顔、真っ赤」




雨の音は、音楽――――





~ Fin. ~


※長瀬目線の『きみの瞳に、』も合わせてお読みいただけると嬉しいです。