それにわたしは葵くんの先輩だ。わたしからちゃんと謝ろう!そうすればきっと葵くんは笑って許してくれるだろうし、何事もなかったかのように接してくれるはず!


それから退社時刻になるまでは早かった。


お化粧直しにトイレへ立ち寄ると、二ノ宮さんと鉢合わせになってしまった。



「お疲れ様です、七瀬先輩」



鏡越しにニッコリ笑われる。


か、可愛い…!あと若さの輝きがすごい。確か2歳しか変わらないはずだよね?なのにこの若さ!肌もピチピチだし髪もサラサラ。それにふんわりいい匂いがする。これは男の人がほっとかないだろうな〜。



「どうしたんですか?」