――プロローグ――



 春斗。私、好きだよ。 


 きっともう、春斗以外は考えられない。

 
 でも、春斗の答えは

 
 ごめん。なんだね。


 わかったよ。


 春斗がそういうなら、仕方ないよね。


 
 でも、豆腐はどうするの?


 
 豆腐がこれからの春斗の代わりになるの?



 そっか。なら、大切にするね。



 春斗。最後にもう一度だけ言わせて。



 「好き。春斗と一緒にいれて幸せだった。」



 ありがとう。



 そして



 さよなら。