きらめく星と沈黙の月

俺が不快にならない距離感をいつも保ってくれる。


誰かに話してイライラを解消したい時に桜子と話せばスッキリするし、逆にイライラしてて話しかけてほしくないときは、話しかけてこない。


さすが幼なじみだなーってつくづく感心する。


「桜子。あのさぁ」


「うん…?」


今は誰かに心情を聞いてほしい。


桜子に野球の話をするのは抵抗があるけど、とにかく話をして整理したかった。


このまま俺一人じゃ、気持ちの整理がつかなくて、気分が下がりきったままだ。


「海南は1年生の方が多かった。それなのに9点もとられた。笑えるよな」