きらめく星と沈黙の月

「マネが話してたんだよ。ここのクレープがウマいって。それで、そのうち桜子を連れてこようと思って、場所も聞いといたんだ」


私を連れてくるため…。


さっきよりも心臓の動きが速い。


「クレープ食えるよな?」


「う、うん。好きだよ」


静まれ、私の心臓。


落ち着け、私。


「お、空いてんじゃん」


お客さんは今会計をしている人だけ。


家から近くて、混んでなくて、しかも美味しいと噂のクレープの屋さんか。


「碧にしてはいい場所選ぶじゃん」


「だろ?」


嫌味のつもりで言ったのに嬉しそうな碧の笑顔を見ていると、何もかもどうでもよくなってきた。


「私、チョコレートブラウニーにしよっと。碧は?」 


「俺はいい。すいません、チョコレートブラウニー1つ」