きらめく星と沈黙の月

カキーンッ


「打った!!!」


「走れぇぇぇ!!!!」


碧が打った球は右中間を抜けた。


3塁ランナーが帰ってきた。


そして、2塁ランナーも─…。


「間に合って…っ」


タッチはほぼ同時だった。


審判は…。


「セーーフ!!」


っ!!!


間に合った!!


「きゃーーー!!すごい!!すごいよ!!!」


あんなピンチでよく二人も帰した。


なんて肝の大きい男なんだろう。


碧のおかげでピンチをしのぎ、7-6で攻撃を終えることができた。


ここからも一切気が抜けない緊張感は続く。


二点以上とられるとサヨナラ負け。


「碧…信じてるよ」


「おう」


それ以上は何も言わず、マウンドへ駆けていった。