初戦をコールドで勝ち上がり、続く試合も危なげなく終わっていく。 藤北は、創立以来1番の好調を維持したまま順調に準決勝まで駒を進めた。 地元紙は、藤北の再奮闘を讃える記事を掲載してくれて、部内の士気は最大限まで高まっている。 今、準決勝が始まろうとしている。 奇しくも、相手は去年敗れた因縁のチーム。 地元紙では、優勝候補だと言われており、さらには甲子園ベスト4以上を期待されているチームでもある。 今年1番の大勝負─。 試合開始のサイレンが鳴り響いた─。