きらめく星と沈黙の月

……じゃあ、私が4回表で帰ったことも知ってたんだ。


「…4回裏から制球が乱れたのって……」


私のせい…?


私が帰ったから?


「だから違うって。単に俺のミスで、桜子は関係ない」


そう…だよね。


私の存在が碧に影響を与えるはずがない。


だってただの幼なじみだから。


幼なじみの行方なんてピッチャーにはどうでもいいこと。


「私の思い過ごしならよかった。お邪魔してごめんね」


陽菜はペロっと舌を出して、テスト勉強を始めてしまった。


残された私たちの間に微妙な空気が流れる。


こういうときに限って担任が来るのが遅い。


「…ホントに桜子のせいじゃないから。来てくれただけで嬉しかったし、ありがとな」


「碧…」