きらめく星と沈黙の月

部屋の入り口には先生が集まっていて、気がつけば職員室に聞こえるのは私の怒鳴り声だけになっていた。


「もういい加減にしてよ…」


なんでこんなことになるの…?


なんで先生は鈴宮さんのことばかり信じるの…?


「いい加減にするのはお前の方だ。加害者は自認してるし、鈴宮の話と矛盾はない」


どういうこと?


なんで本当に加害者がいるの?


「加害者って誰ですか」


「松平だ」


松平くん…。


松平くんは、去年の夏ベンチ入りしていた2年生。


このまま問題を起こさなければスタメンだって入れるくらいの実力だった。


たしかに最近部活に来ていないけど…。


でも…。


あり得ない。


松平くんがそんなことするはずがない。


絶対なにか裏がある。


「…とにかく、私は隠蔽の強要なんてしていません。断固として否定させていただきます」 


キッと学年主任を睨み付け職員室を飛び出した私は、松平くんの教室へ駆け込んだ。