きらめく星と沈黙の月

碧の手が震えている。


碧は震えるその手をそっと握りしめ、布団の中に隠した。


「碧……」


暖かい布団のなかで、異様に冷たい手とぶつかる。


そして、その手をぎゅっと握りしめる。


「大丈夫だよ、碧」


絶対に大丈夫。


明日の今ごろはきっと笑えている。


「…今日寝れる気しねーわ」


弱々しく呟く碧を見ると、抱きしめたくなる衝動に駆られる。


「オギん家にでも泊まろうかな」


「違う意味で寝れないでしょ」


夜通しゲームをしてクマを作ってくる朝が鮮明にイメージできる。


「じゃあ久しぶりにここに泊まっていい?」


……え?


私の部屋?


「……やだよ、私が寝れない」