きらめく星と沈黙の月

いつになく弱気な碧。


皆の前では平気な顔して明るく振る舞ってたけど、やっぱり不安なんだね…。


限界を超えて、それでも頑張り続けてきたからこそ…。


体のメンテナンスも大切な仕事だと先生に怒られても、とり憑かれたように練習していた。


何球も何球も投げて、これじゃダメだと首を振って。


そんな碧を近くで見てきたからこそ思う。 


「碧は絶対に甲子園に行ける。私はそう信じてる」


碧は地方大会で止まる投手じゃない。


甲子園でも通用する投手だとお世辞抜きに思う。


「ありがとな、桜子」


碧の手が伸びてきて、ぽんぽんっと頭に乗る。


「もし明日ダメだったらって考えると、怖くて怖くてしょうがねーの。情けないよな」