きらめく星と沈黙の月

私が背を向け続けているのに、碧は淡々と話を進めていく。


「桜子から嫌がらせを受けてるから守ってほしいって言われてさ」


…いかにもあの子がやりそうな手口だ。


「…どっちの言い分を信じる?私は嫌がらせなんてしてないんだけど」


意地悪な質問だとは思う。


答えが返ってくるのに時間がかかると思ったけど、碧は即答だった。


「桜子を信じるに決まってるだろ」


意外だった。


碧は中立でい続けるのかと思っていたから。


「それに…前も言ったけど、鈴宮がどんだけ俺に絡んできても何とも思わないから。だから安心していい」


碧……。


そうだよね…。


約束したもんね。


野球をやめるまでは恋愛しないって。