きらめく星と沈黙の月

「なによ…」


「こっち来いって。いーじゃんたまには」


よくない!


何もよくない!


碧は平気かもしれないけど、私は心臓がもたない。


「小さい頃、よく抱き合って寝てたじゃん」


それと今とじゃわけが違うでしょうよ。


この歳で男女が抱き合って寝てたら、間違いなく勘違いされるし、間違いが起こりかねない。


「ほんっと、からかうのもいい加減にしてよね」


「ごめんごめん。桜子がマジで照れるから楽しくなってきてさ」


…シンプルに性格が悪い。


人が照れてるところを見て楽しむなんて、どんな趣味してんの。


「んで?」


……ん?


「何が?」


碧は体を起こし、あぐらをかく。


「ちょっと、それ以上枕側に足乗せないでよ」


「はいはい。で、何で元気ないの?」