きらめく星と沈黙の月

有無を言わさない強引な口調で鈴宮さんを送り出す。


碧が鈴宮さんの誘いを断った。


それだけで1日のストレスが飛んでいく気がした。


「桜子、一緒に帰ろ」


へ……?


「私…?」


私と帰るためにわざわざ鈴宮さんの誘いを断ってくれたの…?


「最近元気ないから」


碧……。


気づいてくれてたんだ。


碧は何も気づいてない鈍感男だと思ってた。


でも、本当はちゃんと見ててくれたんだ。


「よかったね、桜。じゃあまた明日」


「うんっ!バイバイ、陽菜」


鈴宮さんにイライラし続けた1日だったけど、今日はいい日だったのかもしれない。


碧の隣を歩いているのは私。


それがすごく幸せなんだ。