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「碧先輩っ!一緒に帰りませんか?」
ミーティングが終わると真っ先に碧のもとへ駆けていくのは私じゃなくて鈴宮さん。
前まで碧の隣は私だけの特等席だったのに、最近じゃ鈴宮さんのもの。
なんか…もうやだなぁ…。
体の距離間が0の二人を見るのが嫌で嫌でたまらない。
優しげな顔をして鈴宮さんに対応する碧を見るのももう限界だ。
鈴宮さんが栗ちゃんに嫌がらせの件を言っているのなら、碧にだって言っているだろう。
あの子はそういう子だ。
碧はどう思っているんだろう。
「桜、帰ろう。あんな奴らもう放っときなよ」
「……でも…」
このままじゃ本当に鈴宮さん…碧と付き合い始めちゃうかもしれない。
そう思うとすごく不安なんだ。



