きらめく星と沈黙の月

「…なんか、今日の桜子ちゃんいつもと違うけど大丈夫?」


「……ごめん」


私がしてることは八つ当たりだ。


栗ちゃんはキャプテンとして、中立な立場に立ってくれてるだけなんだろう。


「…ちょっといろいろあってイライラしてて。八つ当たりしてごめん」


「そっかそっか。俺の方こそごめん。桜子ちゃんが嫌がらせなんかするはずないもんな」


ぽんぽんっと肩を叩き、栗ちゃんは去っていった。


一人になった渡り廊下に、冷たい風が吹き付ける。


「寒…」


私の呟きは、誰にも届かないまま地面に落ちた。