きらめく星と沈黙の月

私が睨み付けたせいか、栗ちゃんはしどろもどろになって弁解をする。


虚偽の証言をされてストレスが最高潮に達している今、あたふたしたその態度にもイライラする。


「あのねぇ。野球部にとって大事なこの時期に、私がそんな子供じみたことすると思う?バカじゃないの」


あの女と違って、私は本気で甲子園を目指している。


チームがダメになるようなことをするわけがない。


「そうだよな…。でも、楓子ちゃんが嘘をつくような子には思えないんだよな」


…はぁ?


何それ。


「あの子のことは信じて、私のことは疑うんだ」


ホントむかつく。


これじゃ瑠璃のときと同じだ。


「そういう意味じゃ─」


「オギに聞いてみな。あの子の本性が分かるから」


瑠璃の件と違うのは、本性を知ってる人が私以外にもいること。


それが救いかもしれない。