きらめく星と沈黙の月

考えただけでイライラする。


「桜子ちゃん、今暇?」


「え?」


トイレに入ろうとしたところを突然呼び止められ、キレ気味に返事をしてしまった。


「ごめん。暇だけどどうしたの?」


栗ちゃんに最低限の笑顔を見せ、首をかしげる。


「ちょっと話があって。ここじゃなんだから、渡り廊下まで行こう」


栗ちゃんが私に話?


いったい何だろう…。


人気のない渡り廊下に出て、栗ちゃんは言い出しづらそうに口を開いた。


「楓子ちゃんが、桜子ちゃんに嫌がらせを受けてるって言ってたんだけど…ホント?」


……はっ?


は?


何言ってんの?


「あ…いや、別に桜子ちゃんを疑ってるとかじゃなくて…事実確認のため…に」